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科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業ERATO型研究 「浅田共創知能システムプロジェクト」
ロボットを通じて人間を知る 応用理工学科/知能・機能創成工学専攻 浅田  稔  教授

原点は「賢いロボットをつくりたい」

大阪大学、東京大学、京都大学の5つの研究室が協働して取り組む国家的なロボット研究プロジェクト。それが『浅田共創知能システムプロジェクト』だ。

目的は、知能の創発・発達のメカニズムをロボットを使って明らかにすること。リーダーの浅田稔教授はその研究の原点をこう説明する。

「はじまりはロボットを賢くしたい、賢いロボットをつくりたいっていう思いなんです」。いかにもシンプル。だが、その道のりは単純ではない。

人が操作しなくても自ら考えて動くロボット同士をサッカーで競わせる国際的なロボット競技大会『ロボカップ』にも参戦。浅田教授は『ロボカップ』の創始者の1人でもある。
人間は賢さをどうやって獲得するのか

一般的に賢いという場合、それは人間と同じような賢さを意味する。では人間はどうやって賢くなるのか。それがわからないかぎり賢いロボットはつくれない。

それを掘り下げていくと赤ちゃんが発達していく過程で、どのように知能を獲得していくのか、それを解明することに行きつきます」。だから浅田教授は日本赤ちゃん学会の理事も務める。人間のような賢いロボットをつくりたくても、人間はまだまだ謎だらけというわけだ。

人間を知る新たなアプローチ

そこで逆転の発想が生まれた。いっそのことロボットを使って人間のことを知ってやろうというアイデアだ。

従来、人間を知る科学として、脳科学、神経科学、解剖学、生物学、さらに心理学や哲学、社会学など、様々な角度から研究が行われてきた。しかし、それらはいずれも断片的な証拠でしかなく、ロボットの設計原理に応用するには足りない要素が多すぎる。

そこで浅田教授は考えた。「脳科学の知見と発達心理学の知見、わかっていることをもとに仮説を立て、その仮説をロボットに埋め込んで実際に動作させてみれば、人間を知る第3のアプローチになるのではないか」。かくして、ロボットを通じて人間の謎に迫り、それをロボットの設計論につなげようという、かつてない研究が始まった。

赤ちゃんの頭脳が与えられたロボット「CB2」。ロボット自らが学習し、その過程を通して人間の知能の発達の仕組みに迫る。

新しいサイエンスを生み出したい

その研究のために誕生したのがヒューマノイドロボット『CB2』だ。1歳児程度の人工知能、筋肉に代わる51個の空気圧アクチュエータ、197個の触覚センサなどを持ち、人とのコミュニケーションによって子どもの知能がどう発達していくかを実験できるプラットフォームになっている。

すでに多くの実験が行われているが、得られた知見が発表させるのはこれからだ。メンバーたちは「新しいサイエンスを生み出そう」と燃えている。



「CB2」はまわりに動くものがあればそれを追いかけ、話しかけても触られても反応する。 赤ちゃんのように足をばたつかせ、手を持って引き寄せれば立ち上がったりもする。

浅田 稔 教授 応用理工学科 知能・機能創成工学専攻

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