普段から私たちの生活に中にあるテレビやスマートフォン、X線や太陽電池がどのような仕組みで動いているのかを考えたことはありませんか?そんなミクロなサイエンスを生かしたものづくりを可能にする学問について、さまざまなことを聞いてきました!

精密科学は、サイエンスを基盤に最先端のものづくりを行うために必要な学問です。パソコンやスマートフォンに使われる半導体の電子デバイスや、太陽の力を活用する太陽電池など、原子・分子のスケールでものづくりを行います。そこで、大事なのは研究を通して人間力を育むこと。これからの研究者に必要なことは、自分で考え、解決するためのプロセスを構築することはもちろん、人を巻き込んでリーダーシップを取れる力も必要です。ぜひ研究を重ね、成長や自信につなげて欲しいですね。

ミクロなものづくりの研究において重要なことは、精密に予測すること、精密に作ること、精密に測ること。
そのためのスペシャルな施設が「ウルトラクリーンルーム/ウルトラクリーンルーム実験施設」です。
最先端の研究がここで行われています。

原子・分子などミクロなスケールでものづくりに活用する学問を学ぶ「精密科学科目」。1年次は、一般教養を中心に物理や数学といった基礎的な知識を学びます。2年次から各学科目に分かれ、より専門的な講義内容へ。そして、2年次からは教員による学年の担任に加えて、1人の学生に1人の大学院生が担当につき、普段の講義から卒業進路までをフォローしてくれる「チューター制度」がはじまります。研究室に入るまでの2年間、さまざまな相談ができるので安心です。3年次になるとより実践的になり、プラズマを使った実験や3Dプリンターを使った設計・製図の実習、論文の書き方など今後、必要になってくるスキルを身につけます。4年次からは研究室に配属。ミクロなメカニズムを社会で活用するためにじっくり研究し、知識や技術をさまざまな分野で応用できる力を身につけます。

3年生になると、座学や実習だけではなく、他の学生の前でプレゼンする授業も。4年生以上の上級生のサポートを受けながら、さまざまな文献に当たり、自分が興味ある研究について発表します。このプレゼンを経て、多くの学生が成長しているそうです。

学部卒業生の約90%は、さらに研究を掘り下げるために大学院へ進学します。博士後期課程への進学は約10%。博士前期課程修了後は、電子機器メーカーや機械メーカーなど、大小さまざまなものづくりに携わる業界で活躍。例えば、在学時は半導体デバイスの研究を行っていた学生が大きいものを作りたいから航空会社へ就職するようなケースも珍しくありません。小さいものは細胞から大きいものはロケットエンジンまで生み出すものは多種多様。多くの卒業生たちが、幅広く活躍できるのは、学びの中で応用できる知識や技術はもちろん、多くの企業から求められる人間力も身につけられるからです。

大阪大学 工学部 精密科学科目 大阪大学 大学院工学研究科 精密科学・応用物理学専攻