入試情報/推薦入試のすすめ

学校推薦型選抜に関する4つの事実

  • 筆記試験だけでは測れない能力を評価します。

    阪大工は、学校推薦型選抜(推薦入試)をなぜ始めたのでしょうか?
    それは、『筆記試験だけでは測れない能力』を評価したいからです。

    ■研究が好きで高校時代に課題研究、自由研究などの経験がある

    ■高校時代、数学、理科、英語で継続して良い成績を収めている

    ■英語が得意で、英語の検定試験で高スコアを取ったことがある

  • 阪大工にぜひとも入りたい人を探しています。

    阪大工の学校推薦型選抜ではどんな人を求めているのでしょうか?
    それは、『阪大工にどうしても入りたい人』です。
    阪大工では、次のような人を求めています。

    ■阪大工に入るために、一般選抜以外にも受験の機会があればいいと思っている人

    ■阪大工に入って学びたいこと、進みたいコースが決まっている人

    ■阪大のSEEDSプログラムで体験した研究を続けたいと思っている人

    1つでも自分に当てはまると思った皆さん、ぜひチャレンジしてください。

  • 学校推薦型選抜は、皆さんの「意志」と「意欲」を示す機会です。

    阪大工が学校推薦型選抜で重視しているのは、「志望理由書」と「面接」です。

    阪大工で学びたいという『意志』は、筆記試験では知ることができません。
    阪大工で研究したいという『意欲』は、筆記試験では聞くことができません。

    皆さんの『意志』が込められた文章をじっくり読み、皆さんの『意欲』を直接しっかりと聞く、阪大工は、学校推薦型選抜をそのような機会と捉えています。

    『意志』と『意欲』がある皆さん、ぜひチャレンジしてください。

  • 学校推薦型選抜で入学した皆さんのための「特別なもの」

    阪大工では、2年次(環境・エネルギー工学科は3年次)に所属する学科において学科目・コースへの振り分け(分属)を行います。振り分けは学生さんの希望と成績により行われますが、学校推薦型選抜で入学した学生さんは、所属する学科の希望学科目・コースに、原則、優先的に振り分けられます。

    皆さんが示してくれた「意志」と「意欲」、これに応えることが阪大工の責任であると考えて、このような『特別なもの』を学校推薦型選抜の入学者にご用意しました。

    希望は、入学後に改めて確認しますので、現時点で希望がなくても構いません。また、出願時の希望を変えることもできますので安心してください。

入学者からのメッセージ

学校推薦型選抜(推薦入試)を経験した先輩からのメッセージです。

  • 応用自然科学科

    面接は教授と世間話のよう、
    緊張せずに「ありのままの自分」を見てもらおう

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  • 応用理工学科

    完璧を求めず自分の経験をベースに
    言えるだけのことを言おう、と考えた。

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  • 電子情報工学科

    面接対策は、自信を持って応えることが
    出来る話題を持つこと。

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  • 環境・エネルギー工学科

    条件はあるが、
    チャンスが増えたと思って受験。

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  • 地球総合工学科

    面接は自分の考えなどを
    具体的にまとめて挑んだ。

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応用自然科学科

面接は教授と世間話のよう、
緊張せずに「ありのままの自分」を見てもらおう

①なぜ自分が目指す大学は大阪大学でなければいけなかったのか。
②なぜこの分野に興味を持ったのか。何を学び、何がしたいのか。
③入学後、自発的にどんな活動をしたいと考えているか。

 私が面接試験の対策をする際は、「自分の意見をはっきりと持たせること」に重きを置いていました。そのため、深い質問にも対応できるように、科学的な問題に対する自分の見解をまとめたりも対策として行っていました。しかし実際の面接では、勉強や高校での活動などの真面目な話は少なく、私自身の人柄を問われるような質問が多かったように思います。緊張して深く考えるんじゃなく、ただ素直に「大学の教授と世間話をしている感覚」でありのままを見てもらえば大丈夫だと思います。

 推薦入試を受けようと考えているみなさんは、きっと大学入学後もやりたいことがたくさんあってモチベーションを高く持っている人が多いのではないかと思います。目標をしっかり持ったその気持ちは、入学後も確実に自分の糧となります。そうやって目標を持つことができたということに自信を持ってください。そしてその気持ちを忘れず、合格に向けてがむしゃらに向かっていってください。これを読んだ皆さんと、いつか大阪大学で話せる日を楽しみにしています。

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応用理工学科

完璧を求めず自分の経験をベースに
言えるだけのことを言おう、と考えた。

 私は、2019年度に工学部応用理工学科の推薦入試に合格し、入学する事ができました。私の場合は、3年生の後半で受験を決めたので、準備に費やす事ができた時間は短い方だったと思います。その代わり限られた準備期間は、家ではほとんどの時間を準備に費やしました。もし時間が無いと感じても、興味があればぜひチャレンジしてみてほしいです。きっといい経験になると思います。

 志望理由書と面接に共通する事ですが、内容を考える上で、読み聞きする相手が魅かれるようなものを意識してみるといいと思います。もちろん自分がどれだけ大学側の求める人材に合致しているのか、優秀なのかを伝えることは大切です。ですが、そこにばかり目を向けてしまうと相手にとっては単調な文に聞こえてしまうのではないでしょうか。みんな同じことを言ってきますから。それよりあなたにしかできない話の方が、聞く側も面白いと思います。私の場合、まず今までの人生を振り返りました。どんな出来事があってどんなことを考えたのかを覚えている限り書き出してみました。私は、経験はいわばキャンパスだと思っています。

 その上に何を描くかが、自分の考えです。ですから経験がなければ何も描けませんが、ただ経験しただけでもキャンパスを広げたに過ぎません。そこに絵を描くことで意味を持つと感じています。私は自分にしか描けない絵を探し出して、伝えることにしました。自分の経験を語るときは、飾る言い方をする必要が無いので、面接でもあまり変な言い詰まりをしません。その上、回想を繰り返すことで、自分の引き出しを増やす事ができます。想定外の質問にも答えやすくなります。実際私の面接では、準備した回答をそのまま使えたのは2回だけでした。ほとんどがその場で答えなければいけませんでした。対応力も見られているのでしょう。

 とはいえ、ミスしてはいけないと硬くなる必要はないと思います。むしろ堂々と緊張するぐらいがいいかもしれません。私もとても緊張していて詰まることもたくさんありましたし、答えられないような時もありました。ですから、完璧を求め過ぎるより、緊張している中で言えるだけのことを言おうと考えてみる方が楽かもしれません。

 最後に一つ、全力で周りに頼ってみてほしいと思います。私は、最高点で合格することができました。ですが、それは私個人では絶対に出来なかったことで、親や先生、知人の力を借りることができたからこそ成せた事です。周囲にあなたに力を貸してくれる人がいるならば、頼ってみるのもいいと思います。それは自分の実力じゃないと思う方もいるかもしれませんが、助けてくれる人が近くにいる強運は十分にあなたの力です。運も味方につけてください。力を借りてみてください。力を借りた分だけ、自分の自信につながります。

 たとえ緊張していても、言葉が多少しどろもどろしていても、自信がある人はかっこよく見えるものです。

 興味をお持ちでしたら、ぜひチャレンジしてみてほしいです。応援しています。

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電子情報工学科

面接対策は自信を持って応えることが
出来る話題を持つこと。

 私が推薦入試を受けて感じたことを、2次選考以降を中心にお伝えします。

 私は面接の準備として、高校で放課後の空いた時間を使い、先生と面接練習を行いました。面接本番では、面接官が複数人に対し、受験者は1人ずつ部屋に入り面接を行うといった流れでした。内容としては、私は高校の部活動でロボットに関する活動をしていた為、そういった話を多く聞かれました。

 面接本番では、凄く緊張をしてしまう為、あまり物事を考えられなくなります。その経験から言えることは、自信を持って応えられる話題を1つは持っていると、比較的落ち着いて面接を受けられると思います。

 また、センター試験の為の勉強も重要なので、面接練習と並行して早い段階から取り組み、面接本番が終われば気持ちを切り替えてセンター試験に全力で挑んで下さい。何事も早めに準備をし、悔いの残らない受験をして下さい。

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環境・エネルギー工学科

条件はあるが、
チャンスが増えたと思って受験。

 書類審査合格から面接の日まで1週間しかなかったので、センターの勉強と並行しつつ面接対策を進めました。対策としては主に2つ。まずは応募した書類をよく見直しました。自分の志望理由書だけでなく、学校の先生に書いていただいた推薦書類もみせてもらいました。次に、それらを見て自分の志望動機や目標などを再確認した後、想定される質問を考えました。ノートの見開きを使って左側に想定質問を、右側に自分の回答を書きました。学校で一度模擬面接をする機会もあったので、それも活用しました。

 入試の面接なので厳粛な雰囲気なのかな、と少し緊張していましたが、実際はそんなこともなく、3人の先生方は穏やかで優しく問いかけてくれました。質問内容は主に志望理由書の内容を深掘りするようなものが多かったです。それ以外には、学科の研究内容に基づくものもありました。待ち時間は自分の受験番号によって異なります。私は1時間半程度待ったので、面接対策ノートだけでなく単語帳など他にも勉強できるものを持って行った方がいいと思います。

 推薦入試の一番のメリットは、勉強だけでなく自分がこれまでにがんばってきたことを正当に評価してくれる点です。どうしても行きたい大学・学部があり、条件を満たしている人はチャンスが1つ増えたと思って出願するのも1つの手です。ですが、その分書類作成や面接など、推薦対策のための時間は大きく取られるので、よく検討してください。

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地球総合工学科

面接は自分の考えなどを
具体的にまとめて挑んだ。

 私は推薦入試を受験するにあたって、地球上で発生している諸問題や実体験、大阪大学で学びたいこと等を具体的にまとめ、自己推薦書や面接対策を準備しました。特に研究したいテーマについては具体例や解決案なども考えました。面接内容は志望理由や高校時代の経験談などの一般的なものでした。

 当日は緊張のあまり上手く意見を表現できませんでしたが、教授方は優しく耳を傾けてくださったので、幾分緊張はほぐれました。

 推薦入試は自分の考え等を直に表現できるいい機会だと思います。また、近年推薦枠も増えつつありますので、合格の可能性は大いにあると思います。受験を考えている方は、ためらわずに是非受験していただきたいです!大阪大学で待っています!

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