在学生・卒業生インタビュー

2021/01/08在学生

充実した研究設備と教育制度を活用し、環境問題を学ぶ

twitter facebook

「応用自然科学科」「応用理工学科」「電子情報工学科」「環境・エネルギー工学科」「地球総合工学科」の5つの学科からなる大阪大学工学部には、めっちゃ個性あふれる多彩な人材が集まっています。
大学での学びやこの学部を選んだ決め手、入学してよかったことなど、西原 乃里子さんにお話を伺いました。

環境・エネルギー工学科 環境工学科目
環境マネジメント学領域(東海研究室)
4年生 西原 乃里子さん

いろんな講義を受けることで自分の興味を絞り込める

「小さい頃から地球環境問題に興味があり、自分が何とかしたいという気持ちが強かった」と西原さん。

小学生の頃に3R(リデュース・リユース・リサイクル)推進のテレビコマーシャルを見てから、地球環境問題を意識するようになり、地球温暖化、酸性雨といった問題の改善に少しでも力になりたいと思い、より専門的に学ぶことができそうな学部を志望しました。

基本的に大学の情報はWebサイトから集めつつ、早めに自分のやりたいことが決まっていたので、高校1年生の時に阪大のオープンキャンパスにも参加しました。
キャンパスの雰囲気も気に入ったのですが、研究紹介の中で、環境・エネルギー工学では、最初の2年間で、環境・エネルギー工学に関わる幅広い講義を履修できる教育プログラムがあると知りました。環境・エネルギー問題の全体像を理解できるとともに、いろんな講義を受けることで自分の興味を絞り込んでいけると思い、志望しました。

めっちゃ刺激を与えてくれる仲間と出会える魅力的な環境

同じ学部の女子とは大の仲良し!写真は神戸の元町へ遊びに行った時のもの。

広島県出身なので、入学前は大阪=「ミナミ」の「コテコテの大阪人」といったイメージがあって、漫才のような軽快なトークについていけるか、ちょっと心配でしたが、阪大のキャンパスには全国各地から学生が来ていることもあってか、意外と大阪色は強くなく、自然に打ち解けられて良かったです。

阪大生は何かしら目標や自分の意志をしっかり持っている人が多く、すごく刺激を与えてもらえるし、そんな仲間に出会える環境が整っているのは阪大の魅力かなと感じています。

理系の学部なので女子は少ないですが、女の子同士とても仲が良く、一緒に神戸に遊びに行ったり、お祭に行ったり、ホームパーティーしたりしています。海外にまだ一度も行ったことがないので、新型コロナウイルス感染症が落ち着いたら学部の女子と海外旅行にも行きたいです。

木質バイオマスに注目し、資源としてのポテンシャルを研究中

「自分の無力さを感じましたが、課題が見つかるとやる気も出ます」と西原さん

所属する東海研究室では、ある商品やサービスの原料調達から廃棄・リサイクルに至るまでの全体を通しての環境負荷(ライフサイクルアセスメント)について研究しています。新たな技術が生まれてもそれにあわせて新たなリスクも発生するので、リスク評価と制度などを組み合わせて考えないといけないのですが、そういう発想が自分の中にはなかったので、おもしろそうだなと思ってこの研究室を選びました。

特に興味があるのが、再生可能エネルギーの利用についてです。地域の中でどうやって資源を循環していくか、それが環境にどんな影響を与えるかを研究しています。具体的には木質バイオマスに焦点を当てて、里山の森林にある間伐材、使用済みの木材をチップに固め、ボイラーで熱利用するとどれだけ使えるか、資源としてのポテンシャルを調べています。

入学した時は「私が地球環境を救ってみせる!」と大きな夢を持っていましたが、まだまだ思っていたような力にはなれてないし、自分の無力さも感じました。でも、新しい事実を知るのは楽しいし、課題が見つかれば見つかるほど、やる気も出てきます。

東海先生は気さくで優しくて、学生のこともちゃんと気にかけてくださる、お父さんのような存在です。学生との距離も近いので、聞きたいことがあればすぐに聞きに行きます。新型コロナウイルス感染症拡大防止のために大学が休校になった間も、メールで学生の状況を気にかけてくださって、オンラインの「お菓子会」も開いていただきました。

軽音サークルに入って学園祭で演奏。学生生活もめっちゃ充実!

軽音サークルではキーボードを担当し、有名アーティストの難しい楽曲にチャレンジ。

部活は硬式テニス部のマネージャーと軽音サークルに所属しています。部活・サークルオリエンテーションの時に、テニス部の先輩たちのアットホームな雰囲気が気に入って入部しました。軽音サークルでは、ピアノの経験を活かしシンセサイザーを担当しています。キーボードがいるバンドっておしゃれだけど曲が難しいんです。「サカナクション」、「東京事変」、「赤い公園」などの楽曲をコピーしていて、学園祭でも演奏するなど、学生生活もすごく充実しています。

興味があることに夢中になれる素晴らしい環境

「先生も学生も魅力的な人が多くて刺激がもらえます」と西原さん

環境・エネルギー工学科の学生の9割以上は、そのまま大学院へ進みます。私自身はもっと専門的に学びたいというのと、部活が忙しくて思いのほか遊べなかったので、もうちょっと学生生活を楽しみたいという気持ちもあって大学院へ進学します。

阪大は様々な研究設備や教育制度が整っているので、自分の興味があることに夢中になれる素晴らしい環境です。先生も学生も「めっちゃ」魅力的な人が多いので、大学生活を楽しめる最高の場所だと思います。ほかの大学にするかどうか悩んでいる受験生の皆さんにこそ、ぜひ阪大を受験してほしいです。

最近の記事