在学生・卒業生インタビュー

2026/01/08在学生

阪大工学部での学生生活は、一生の財産になるはず!

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「応用自然科学科」「応用理工学科」「電子情報工学科」「環境・エネルギー工学科」「地球総合工学科」の5つの学科からなる大阪大学工学部には、めっちゃ個性あふれる多彩な人材が集まっています。
大学での学びやこの学部を選んだ決め手、入学してよかったことなど、桑野 真莉美さんにお話を伺いました。

応用自然科学科 物理工学科目 
物理学系専攻 精密工学コース
ナノ表面界面工学領域 有馬研究室
4年 桑野 真莉美さん

学業とのメリハリをつけながら、自分らしい学生生活を楽しむ

大学祭でのパフォーマンス風景。写真の文字は「最高峰」。Ado の曲「私は最強」に合わせてパフォーマンスしました。本番当日はあいにくの雨で墨が垂れてしまっていますが、今となっては、それもいい思い出です。

工学部のある吹田キャンパスは、とにかく広大で様々な実験施設があり、大学というより研究所といった印象があります。真面目で努力家な学生が多く、勉強だけでなく、部活動やサークルにも熱心に取り組んでいます。学業とのメリハリをしっかりつけながら、自分らしい学生生活を楽しむのが阪大工学部生かなと思います。私も書道部に所属し、大学祭の「まちかね祭」では、書道パフォーマンスをさせていただきました。部員全員でお揃いの衣装を着て、音楽にあわせて交代で書いていくのですが、みんなで協力しながらひとつの作品を作るのはとても楽しく、達成感がありました。

自分の適性を見てから専門分野を選べるのは魅力です

「化学」「物理」「生物」を総合的に学んでから専門分野を選べるのはこの学科の魅力です、と桑野さん。

「どうして虹ができるか」幼いころから身の回りの自然現象に興味を持っていました。高校の物理の授業でその仕組みがわかったことで、実は身の回りには物理法則があふれていて、物理はとても身近なものなのだと気づきました。そして、その自分が興味のある自然の原理を応用したものづくりにチャレンジしてみたいと思い、阪大工学部を選びました。大阪出身なので、慣れ親しんだ大阪を離れたくなかったということもあります。

応用自然科学科は、最初の1年間で「化学」「物理」「生物」を総合的に学んでから、2年の進級時に「応用化学科目」「バイオテクノロジー学科目」「物理工学科目」「応用物理学科目」のいずれかのコースに進みます。入学時には化学系もいいかなと思っていましたが、1年間の学びを通じ、小さい頃から物理が好きだったことを思い出し、「物理工学科目」を選びました。実際に大学の授業を聞いて、広くその分野を学んで自分の適性を見てから専門分野を選べるのは、この学科の魅力だと思います。

ハイレベルな研究施設で究極のものづくり技術を創出する

原子レベルでの「究極のものづくり」を学べます、と嬉しそうに語る桑野さん。

私が選択した物理工学科目では、原子レベルで材料を加工・計測して新しいものをつくる「究極のものづくり」を学べます。目に見えない原子レベルでのものづくりにおいて、大気中のゴミ(ほこり)は大敵ですが、世界最高性能の大型クリーンルームが2つもあり、空気中の埃やゴミなどを極限まで減らした環境で研究ができるなど、ハイレベルな研究施設がそろっていることも大きな魅力です。

印象に残っている授業は、2年の時に受講した山内先生の電磁気理論です。それまでは公式を丸暗記して何となく計算に当てはめるだけでしたが、この授業では、なぜこの現象を説明するためにこの計算(数式)が必要なのか、という数式の背景にある物理的な意味を論理的に教えていただきました。そのおかげで、それまで別々の科目であった「数学」と「物理」が自分の中で一本の線でつながり、学問の真の面白さに触れることができました。

半導体材料の表面の原子構造を観察しています

研究で使用している「超高真空・極低温型の走査型プローブ顕微鏡」。
試料を見るだけでなく、電流を流したり、温度を調節するなどの機能を備えています。

4年からは有馬研究室に所属しています。令和5年に開設された比較的新しい研究室で、半導体材料の表面、または表面と他の物質との界面の研究を通じて、次世代グリーンデバイスの創製など、ものづくり分野の未来に貢献することをめざしています。

現在、半導体の材料としてシリコンが広く使われていますが、優れた特性を持つダイヤモンドや窒化ガリウムが、次世代の半導体材料として注目されています。それらを用いて高精度な半導体をつくるには、材料の表面を原子スケールで平坦に加工する技術が不可欠で、その技術を上げるためには、加工後の表面を観察することが非常に大切です。私は、この加工後の表面の原子構造を観察するために、試料の作成方法や観察条件を工夫しながら研究に取り組んでいます。

観察には顕微鏡を使って見るのですが、原子レベルの世界では小さなホコリも大きなゴミになるので、クリーンルームで試料をつくっています。非常に繊細な研究で、専用の顕微鏡を使っても原子構造が綺麗に見えないこともたびたびありますが、その分、綺麗に見えた時の喜びは大きく、いつも顕微鏡をのぞく前はワクワクしています。大学院では研究をさらに深め、正確に詳細に観察できる技術を確立して半導体の発展につながれば嬉しいです。

最新の研究設備を使ってハイレベルな研究をされている先生方のもとで学び、そのような研究に少しでも携われるというのが、阪大工学部の素晴らしいところだと思います。研究室には優秀な同期や先輩もたくさん、日々、刺激を受けながら切磋琢磨することで、自分自身も成長できているなと実感しています。

阪大工学部で一緒に学べる日を楽しみにしています

阪大工学部を選ばないと後悔すると思って受験しました!と語る桑野さん。

受験勉強は、限られた時間の中でたくさんのことをこなす必要があり、なかなか成績が思うように伸びず、苦しいと感じる時も多いと思います。けれども、その努力の先には、最先端の研究環境や共に高めあえる仲間たちが待っています。

私自身、受験勉強は決して楽な道のりではありませんでしたが、実際に入学して充実した日々を送っている今、あの時あきらめずに努力して本当に良かったと思っています。阪大は、そう心から思えるほど魅力的な大学だと思いますし、阪大工学部での学生生活は一生の財産になるはずなので、最後まであきらめずに頑張ってください。皆さんと一緒に、阪大工学部で学べる日を楽しみにしています!

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