在学生・卒業生インタビュー

2021/01/08在学生

大人な雰囲気の先輩たちに憧れています

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「応用自然科学科」「応用理工学科」「電子情報工学科」「環境・エネルギー工学科」「地球総合工学科」の5つの学科からなる大阪大学工学部には、めっちゃ個性あふれる多彩な人材が集まっています。
大学での学びやこの学部を選んだ決め手、入学してよかったことなど、清水 敦彦さんにお話を伺いました。

船舶海洋工学コース 海洋空間開発工学領域(柏木研究室)
4年生 清水 敦彦さん

野球小僧が、運よく(?)阪大工学部に合格!

私が高校生の時は、3年間硬式野球部に在籍していました。甲子園にも出たりする高校だったので、それなりにハードでしたね。なので、野球部を引退するまで、正直あまり勉強ができていたわけではなくて、3年の夏から一気に勉強したという感じでした。実は浪人も覚悟して阪大しか受験しなかったのですが、なんとか阪大工学部に合格できました。受かったのは運が良かったとしか言いようがないですね・・。

阪大生活はめっちゃ楽しいことだらけ!!

高校までは滋賀に住んでいたので、阪大に入学してからは一人暮らしを始めたのですが、大阪に出てきて良かったです。一人暮らしは楽しいし、買い物ひとつするにしても、梅田に出たら何でもありますからね。
大学生活で楽しかったことは、3つあって、まず「友達付き合い」。学科の友達とはよく遊びましたね(笑)。麻雀は大学生の一般教養だと思っていますので、しょっちゅう朝まで打ってました。
2つ目はサークル。「オールウェィズ」という野球サークルに入っていたのですが、高校時代のガチ野球と違って、初心者から経験者までみんなが楽しめるいい雰囲気でしたね。

野球サークルでの勇姿

今日のおすすめ「炙りシメサバ」いかがですか?(アルバイト先の居酒屋にて)

3つ目は「居酒屋バイト」。豊中キャンパス近くの石橋エリアは、飲食店も多く賑わっているエリアですが、その中でもNo.1(清水さん私見)の居酒屋で、今も現役アルバイトとして働いています。いい店ですので、受験生の皆さんが阪大に入学した暁には、ぜひ来て欲しいですね!

一方で授業では、1年生のときに受講した各分野の最先端技術についての講義が印象に残っています。テーマごとに違う先生が出てきて、自分の知らない分野の話を聞くのがすごく面白かったですね。大学に入学したての頃だったので、自分の視野を広げるのに大いに役立ったと思っています。ただ、4年間の学部時代はサークルやアルバイトに全力投球でしたので、大学院ではもっとしっかり勉強しようと、今は気持ちを入れ替えているところです。

地球温暖化への不安から再生エネルギーの道へ

小さな頃、父が見ているテレビのニュース番組で、地球温暖化に関する話題をよく目にして、「このままじゃ、海面がどんどん上昇して、将来地球に住めなくなるんかな?」と、幼心に不安に感じていました。高校進学後は、地球温暖化防止に役立つ再生エネルギーに興味を持ち、海に囲まれた日本では、潮の満ち引きを利用する「潮力発電」や、波の力を利用する「波力発電」が有望かと思い、大学では船舶海洋分野に進もうと決めました。まだ技術的に完成されていないから、将来的な可能性も魅力的でした。
阪大を選んだのは知名度が高いし、高校の友人が目指していた影響も大きかったです。

洋上風力発電に関する先輩の卒業論文発表に「ビビッ!」ときた

大学入学当初は「海」と「再生エネルギー」に関係する研究をしたいなと、ぼんやり考えていました。その後、ヨーロッパ諸国で洋上風力の普及が進んでいて、日本でも普及に向けて法律を整備していることを知り、今後は洋上風力発電が一番有力になるだろうと思い、「よし、洋上風力を研究しよう」と考えるようになりました。2、3年後に社会に出た時、潮力や波力よりは「洋上風力」の方が現実味があると思ったのです。
でも、3年生になって調べていくと、「洋上風力」は、技術的にかなり完成していることが分かってきました。そうなると、既存技術のブラッシュアップよりもっと大きいことがしたいという、モヤモヤ感が大きくなってきました。そんな時、「漁業と洋上風力発電の協調」といったテーマの卒業論文発表を聞く機会があって、「ビビッ!」ときたんです。「ああこういうカタチの研究もあるんだ」と知りました。その研究は、洋上風力発電所を設置する際の、漁業関係者への補償額を、規模や陸からの距離で計算していくような内容でした。そういう、実社会と関わりのある研究に魅力を感じたのです。これから洋上風力発電所がさまざまな場所に建設されると、いろいろな法律が必要になってくる。それは「洋上風力」の普及に絶対に不可欠です。なので今の気分としては、大学院の修士課程を修了してから「洋上風力に関する政策立案」に関わる仕事に就くことが目標ですね。例えば国土交通省とか。

見学先の風力発電所の風車からの風景

大人な感じの大学院生を目指しています

私が研究室に配属されて一番強く思ったのが「院生の先輩達ってオトナやな〜!」。4年生から見た大学院2年生の先輩って、全然違うんですよ。自分がガキやと毎日思い知らされる感じですよ。だから大学院に入ったら、私もオトナな人間になりたいですね(笑)。生活面とか見直して、オトナ感を出して行けたらいいな・・。あとは、自信がない英語を勉強したいと思います。オトナの嗜みとして英語を身につけたいですね。

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