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沿革・特徴
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創始120周年を迎えた工学部

大阪大学が地域と深い係わりを持ちながら発展してきたように、工学部もその母体である大阪工業学校以来、大阪の地域社会や地場産業とともに発展・拡充してきました。

本学部の歴史は、明治29年(1896)大阪市北区玉江町に大阪工業学校が創設されたことに始まります。商業はもちろん、紡績・造船などの工業においても急速な発展を遂げつつあった大阪は、官民あげて工業学校の設立に取り組みました。この時から数えて、平成28年(2016)には創立120周年を迎えました。

昭和4年(1929)には、大阪工業大学として発足。昭和6年(1931)に大阪帝国大学が発足したのを機に、2年後には大阪工業大学も大阪帝国大学に編入され、大阪帝国大学工学部になりました。当時は6学科でのスタートでしたが、その後も産業界の要求と将来の発展性を見越して、精密、通信、溶接など他の帝国大学にない学科を次々に設置し、現在の工学部の基礎を固めてきました。

第二次世界大戦で校舎の大部分を焼失したものの、昭和22年(1947)に大阪大学工学部に名称を変更、昭和24年には新制大学のもとに再スタートを切りました。以降、組織や施設の拡充を行い、昭和45年(1970)に、現在の吹田市山田丘の吹田キャンパスに移転を完了しました。吹田キャンパスは、今も国立大学の中でも有数の教育環境だと評価されています。


大学院改革と学科の再編

平成6年(1994)には教養部が廃止され、工学部4年間の一貫教育へと移行し、平成7年からは大学院をより充実させるための改革を進めました。この改革のポイントは、学部に所属して大学院を兼担していた教官群を大学院所属とし、大学院での教育、研究をより充実させ、広い視野に立って学部教育を広く行うことにあります。

平成7年(1995)から平成10年にわたって段階を踏みながら学科の再編と大学院教育の仕組みを整備し、平成10年までに、工学部の大学院重点化を完了させました。


工学部の特徴

こうした歴史と大学院改革の経緯をもつことから、
本学部はいくつかの伝統的な特長を持っています。


産業界から望まれて誕生した大学

第一に、実学的伝統をもつことです。
東大、京大のように最初から中央政府の計画に基づいて創立されたものでなく、本学部の前身である大阪工業学校が当時の産業界と行政との強力な推進によって設立された、創設時の伝統を今も受け継いでいます。


他大学にはない多彩な学科を持つ

第二は、ユニークな学科の存在です。
本学部は醗酵、溶接、通信、環境など特色ある学科を全国に先駆けて創設しました。これは大阪という比較的自由な雰囲気を持った土地柄や、地場産業と深く関わりながら発展して来た経緯が、オーソドックスな学部構成にこだわらないユニークな学科を誕生させたのです。しかも学科名も型にはめず、研究・教育内容の変更とともに、名実ともに内容を絶えず改めていく先進的な気風にあふれています。


地域や行政との太いパイプがある

第三は、地域社会および行政との密接な協力関係です。
自治体や商工会議所等との産官学連携活動の推進など種々の機会をとらえて、常に地域社会との関連を重視しています。




工学部の歩み

1896年(明治29年)
 
 
1899年(明治32年)
1901年(明治34年)
 
1908年(明治41年)
1922年(大正11年)
1929年(昭和 4年)

官立大阪工業学校創設
(大阪市北区玉江町及び中之島)
機械工芸科・化学工芸科
船体科
大阪高等工業学校と改称
機械工芸部・化学工芸部・造船部
電気科
大阪市都島区東野田に移転完了
大阪工業大学に昇格

1931年(昭和 6年)

1933年(昭和 8年)
 
 
 
 
 
1937年(昭和12年)
1939年(昭和14年)

大阪帝国大学創設
医学部・理学部
大阪帝国大学に編入・工学部となる
機械工学科、応用化学科
醸造学科 '43醗酵工学科 '91応用生物工学科
冶金学科 '73冶金・金属材料工学科 '75改組
造船学科 '89船舶海洋工学科
電気工学科
航空学科 '46工業力学科 '48廃止
精密工学科

1940年(昭和15年)
1944年(昭和19年)
1945年(昭和20年)
1947年(昭和22年)
 
1949年(昭和24年)

通信工学科
溶接工学科 '87生産加工工学科
戦災により校舎の大半を焼失
構築工学科 '66土木工学科/建築工学科
大阪帝国大学を大阪大学に改称
新制4年制大学発足

1953年(昭和28年)
 
 
 
 
1957年(昭和32年)
1958年(昭和33年)

旧制大学廃止
新制大学院工学研究科設置
 機械工学、応用化学、醗酵工学、冶金学、
 造船学、電気工学、精密機械学、応用物理学、
 通信工学、溶接工学、構築工学の11専攻
原子核工学専攻
電子工学科

1960年(昭和35年)
1962年(昭和37年)
1963年(昭和38年)
1966年(昭和41年)
1967年(昭和42年)
1968年(昭和43年)
1969年(昭和44年)

機械工学第2学科 '61基礎工学部機械工学科
原子力工学科
応用物理学科
産業機械工学科
超高温理工学研究施設 '03改組
環境工学科
石油化学科
  '83応用精密化学科
熔接工学研究施設
  '72熔接工学研究所 '96接合科学研究所

大阪工業学校(正面が本館)

大阪高等工業学校校門

大阪工業大学

大阪帝国大学工学部正門

1970年(昭和45年)
1972年(昭和47年)
 
 
 
 
1975年(昭和50年)
 
 
 
1978年(昭和53年)

吹田市山田上へ移転完了
環境工学専攻
レーザー工学研究施設
  '76レーザー核融合研究センター
  '04レーザーエネルギー学研究センター
  '17レーザー科学研究所
冶金工学科
  '88材料開発工学科
金属材料工学科
  '88材料物性工学科
微生物工学国際交流センター
  '85生物工学国際交流センター

大阪大学吹田地区全景


1980年(昭和55年)
 
 
 
 
1986年(昭和61年)
1989年(平成元年)

超電導工学実験センター
  '89超伝導工学実験センター
  '90超伝導エレクトロニクス研究センター
  '00超伝導フォトニクス研究センター
  '04レーザーエネルギー学研究センターと統合
電子制御機械工学科
情報システム工学科

1995年(平成 7年)
 
1996年(平成 8年)
1997年(平成 9年)
 
 
1998年(平成10年)

大学院重点化に向けて工学部の改組・再編始まる
応用自然科学科(←応用化学、応用精密化学、応用生物工学、精密工学、応用物理学)
電子情報エネルギー工学科
応用理工学科(←機械工学、材料開発工学、材料物性工学、生産加工工学、産業機械工学、電子制御機械工学)
大学院重点化整備完了
地球総合工学科(←船舶海洋工学、土木工学、建築工学、環境工学)

2001年(平成13年)
 
2003年(平成15年)
2005年(平成17年)
2006年(平成18年)
 
2007年(平成19年)
2008年(平成20年)

超精密科学研究センター 
フロンティア研究機構 '06フロンティア研究センター '16改組
原子分子イオン制御理工学センター '13改組
大学院工学研究科10専攻に改組
電子情報工学科(←電子情報エネルギー工学科)
環境・エネルギー工学科
サステイナビリティ・デザイン・オンサイト研究センター 
高度人材育成センター '16改組
構造・機能先進材料デザイン教育研究センター

2013年(平成25年)
2016年(平成28年)
2017年(平成29年)

アトミックデザイン研究センター 
オープンイノベーション教育研究センター 
フォトニクスセンター 

※専攻の変遷等詳細は「大阪大学工学研究科・工学部要覧」(広報・刊行物掲載)をご参照ください。

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