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入学から卒業まで(学部)

工学部に入学した学生は、最初に吹田キャンパスで40名程度のクラスに分けられ、各クラスごとに3名の担任教員が付きます。質問や困ったことがあれば、学生はいつでも担任教員に質問等を行える体制を作っております。

1年生の間は、豊中キャンパスにて全学共通教育科目を中心とした教育を受けます。全学共通教育の専任講師に加え、工学部からも多くの教員が豊中に出向いて専門教育のイントロダクションとなる講義を行いますので、これを参考に志望する分野、学科目を決めることになります。

2年生から工学部の本拠地である吹田キャンパスに通います。学科目への分属は1年次終了時に行われ([注]環境・エネルギー工学科は2年次終了時に分属)、学ぶべき専門分野がおおよそ定まってきます。そして3年生になると、より深く専門科目を学びます。

1年間の学生の成績を翌年の6月下旬頃に保護者様に送りますので、勉学の進行状況を確認することができます。また、成績不振な学生については、所属するクラス担任に通知して面談等で様子を聞いたり勉強方法のアドバイスを行う等を行っております。

4年生になると、学生は研究室に配属され卒業研究を開始します。研究室では各学生に勉強机、実験台等が割り当てられ、教員の指導・アドバイスを受けながら、各自で専門分野の新しいテーマに関する研究に取り組み、その結果を卒業論文にまとめます。卒業研究は人生最初の創造的な研究活動であり、その体験を通して教員や大学院生と親しく交わり、研究というもののやり方を学ぶとともに、自分の将来の進路を見いだす貴重なチャンスとなります。特に大学院へ進学する学生は、その専攻を選択するのかを考える時期となります。各専攻の内容等に関しましては、各専攻のサイトをご覧ください。また、以下の表も参考にしてください。

4年間在学のうえ所定の単位を取得し、卒業論文を完成すれば卒業です。卒業者には学士(工学)の学位が与えられます。取得しなければならない単位数は、共通教育科目及び専門基礎教育科目で50単位程度、専門教育科目(専門基礎を除く)で8090 単位程度となっており、卒業に必要な単位数は130140程度に設定されています。

以上が通常の卒業までの流れですが、優秀な学生には大学院への「飛び級進学」と「3年次早期卒業」という制度が準備されています。いずれも4年次を飛ばして大学院に進むことには変わりはありませんが、「飛び級進学」は学部を卒業せずに3年次で退学するため、学士(工学)の学位を得ることはできません。一方、「3年次早期卒業」は、現在は電子情報工学科で制度化されていますが、この場合は所定の単位を取得すれば学士(工学)の学位を得ることができる点が「飛び級進学」と異なります。限られた時間で卒業研究も実施しますので、学業は当然ハードになります。

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