工学部・工学研究科ご寄付のご案内について
大阪大学工学部・工学研究科では学生が勉学と研究に集中できる教育・研究環境とその支援体制の充実を図るため、大阪大学未来基金の一事業として「工学部・工学研究科教育研究事業」を設置しております。
何卒、本事業の趣旨にご賛同いただき、ご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
ご寄付のお願い
日頃より、大阪大学並びに工学部・工学研究科への温かいご支援を賜り、誠にありがとうございます。本学部・研究科の教育と研究を支えて頂くのに、大変重要となる大阪大学未来基金「工学部・工学研究科教育研究事業」を紹介し、ここにお願いをさせていただきます。
大阪大学工学部・工学研究科は、社会に貢献し、新しい価値を創出する「イノベーション」の基礎を涵養するための教育研究を探索してきました。企業とアカデミアの研究融合という着想、Industry on Campusのもと、本研究科が日本で最初に発案した組織である共同研究講座と協働研究所を基軸とした「産学連携」を積極的に展開することにより、世界最先端の研究成果、並びにリーダー人材の育成・輩出に大きな足跡を残し、社会に貢献し、各方面から非常に高い評価を受けています。
大阪大学未来基金「工学部・工学研究科教育研究事業」はその一翼を担う学生が、勉学と研究に集中できる教育・研究環境とその支援体制の充実のために設置されました。さらにグローバル化に対応し、学生が国際人として活躍するための素地を作ることを目的に、本基金は海外交流の一助とすることも考えております。
大阪大学は、社会変⾰に貢献する世界屈指のイノベーティブな大学となることを標榜しています。全国屈指の規模を誇り、創始130周年を迎えつつある工学部・工学研究科は、その先頭に立ってこれまでの取り組みを一層強化し、世界屈指の研究環境を実践し続けてゆきます。しかしながら、本学を取り巻く経済的環境は、大変厳しいものがございます。是非とも本事業の趣旨にご賛同いただき、ご支援賜りますようお願い申し上げます。
工学部・工学研究科長
大政 健史
寄付の活用プラン
皆様からのご厚意は、工学部・工学研究科における以下の教育研究事業の支援に活用させていただきます。
(1)教育研究環境の整備(教室・自習室、実験機器の充実、TAによる教育支援経費など)
(2)学生・留学生・研究者の支援(福利厚生施設の充実、学生の海外派遣や留学支援、研究活動の支援など)
(3)産学連携活動の支援
寄付の活用プロジェクト
学生への給付奨学金プロジェクト
奨学金による経済的支援を行うことにより、学生たちの経済的負担を軽減させ、学生たちが未来社会に貢献できる次世代のリーダーとなり得るよう勉学に専念していただき、学びの多い充実した学生生活を送っていただくために本プロジェクトを実施しています。
学生チャレンジ プロジェクト
学生のアイデアや夢や挑戦を実現するための一歩を踏み出すことをサポートする「学生チャレンジプロジェクト」をスタートさせました。このプロジェクトでは、学生が未来社会に貢献しうる人材、未来を創造し牽引していく人材に成長していくために必要になる様々な能力を、自らで培っていくことを目的としています。工学だからこそ発信・発進できるアイデアや社会課題を探求・解決するアイデアの実現、異分野連携やチームの協働による目標達成、学生の知識や技術を生かすものづくりへの挑戦などに活動資金を支援しています。
若手研究者支援プロジェクト
工学分野の研究に従事する若手教員に対し、新たな研究シーズ開拓に資する研究力・国際協働力の向上を目的として、研究支援を実施するプロジェクトをスタートさせました。特に、新たなシーズ開拓に資する国際協働力向上を目指した研究に対して、国外の高水準な教育研究機関等において共同研究を実施するための留学機会を提供することを支援しています。

トイレ・リニューアル プロジェクト
工学研究科が保有する建物は老朽化が進んでおり、快適な教育研究活動を維持するためには、施設・設備の整備を計画的に進めていく必要があります。その中でも優先順位の高いのがトイレのリニューアルです。特に女子トイレの整備は早急に進めたいと考えています。女子学生、女性研究者に実施したアンケート調査でも、パウダールームの設置、ウォシュレット対応、設置数の増加への意見が多く寄せられています。この写真は、このプロジェクトでリニューアルした唯一のトイレです。今後、皆様の支援により更に拡大していきたいと考えています。

応援者メッセージ
棚橋 進 様/株式会社オカシズ相談役
私が大学生の頃はコンピュータは身近なものではなく、大学では理論を少し学んだ程度で卒業した。入社した会社(日立製作所)で、商品設計部門に配属され、日々奮闘しながら商品(IBMプリンタ駆動モーター)を完成させたことは、その後の人生の大きな自信に繋がった。それから約60年、インターネットによる世界的なネットワークの普及、そして生成AIやXR技術など、その後のメディアを取り巻くテクノロジーの進化は想像を超えるほど速い。私の寄付が工学研究科の「CALL-CAD室機器の充実に使われる」と聞き、未来を牽引する人材育成に期待し、大変嬉しく思います。

前田 征利 様/前田工業代表取締役会長 兼CEO
基礎工学部卒の前田です(S43卒)。福井出身で実家は繊維の賃加工を営んでいました。今年で創業107年を迎えます。三代目となる私の代で繊維土木資材という新分野に進出、2007年に上場を果たしました。M&Aも積極的に実施しておりますが、2013年のBBSジャパンは象徴的な案件です。なぜ、繊維業の当社が金属関連企業を成長させることができたか。それは阪大で学んだこと、特に卒論の「金属の疲労破壊」の経験が活かされました。人生には無駄な時間はありません。当社グループ全社員にも学び続ける大切さを伝えていますし、私自身も今後も学び続けます。私個人の財団に返済不要の奨学金制度(月5万円・福井出身に限る)があります。是非ご利用ください。

卒業生メッセージ
小杉 健一 様(1957年工学部通信工学科卒)
母校訪問を通して最近の研究対象などに接する機会がありますが、大阪大学の活躍が世界的にも重要な位置を占められていることを心強く思っております。引退してはや19年経ちますが、産業界に身を置いていた頃には、情報、半導体が主な分野でした。いずれも変化の激しい分野でしたので、常に刺激に満ちた世界でした。その中で残念な思い出として残るのは「開発で勝って量産で敗れる」経験を一度ならず味わったことです。今研究の第一線におられる皆様には「最後の勝利までが研究・開発の仕事」として粘り強く取り組んでいただきたいと念じております。御健闘を祈ります。

北村 光司 様(1985年工学部機械工学科卒)/Seiju国際知財事務所 弁理士
現役のみなさん、研究・クラブ・サークルと毎日忙しくされておられることと思います。その際、利用されている施設や運営費には、「大阪大学未来基金」が活用されているかもしれません。自らの出身研究室(現工学研究科赤松研究室)に偶然ご縁ができ、「大阪大学未来基金」や、それを利用した教職員や学生の方々の活動を知りました。現在は知財事務所を運営していますが、学生時代の経験が今にも生かされていることに気づきました。寄付はサブスクで毎月少しずつ行うことができ、意識せずに恩返しが可能です。社会人になられたら、過去への感謝をサブスクの寄付により表現されてはいかがでしょうか?みなさんの感謝の気持ちが集まって未来は実現に近づくのです!

感謝の声
【宮田若手研究者研究支援制度採択者】
飯田 隆人 准教授(地球総合工学専攻)
宮田若手研究者研究支援制度に採択いただき、ノルウェーのオスロ大学数学科のJensen教授と共同研究を実施しました。テーマは「氷海域において海の波がどのように減衰するか」を明らかにすることで、数理モデルの構築と実験による検証を行い、その結果を国際論文誌に掲載することができました。またこの論文を読んだアメリカのデラウェア大学の教授からコンタクトがあり、阪大でセミナーを開催するといった新たな展開もありました。写真はJensen教授のお家にお招きいただき、クリスマスパーティーをしたときの様子です。妻と生後8か月の子どもの3人で行き、とても良くしてもらいました。冬のオスロはとても寒かったですが、研究と家族にすべての時間を注ぐことができ、本当に貴重で幸せな時間でした。ご支援いただきましたこと、心より感謝申し上げます。

【メガチップス奨学生採択者】
高見 優菜 さん(ビジネスエンジニアリング専攻 修士2年)
この度は奨学援助での学生生活・研究活動へのお力添えをいただき、誠にありがとうございます。私は自身の興味がある分野への学びを深めるために、高校進学時より親元を離れて生活をしています。自身の知見が広がることは楽しい一方、学費や下宿費用が家計を圧迫していることには懸念が残っていました。また、所属専攻や専門分野は演習中心の講義や授業時間外での調査等が多く、アルバイトによって費用を補填することにも限界を感じていました。しかし、給付奨学金によって学費や生活費を工面したことで、アルバイトに割いていた多くの時間を学業や研究活動、資格勉強など自身の学びの時間に活用することができました。大変有意義な学生生活を過ごせたのはご支援いただきました方々のおかげです。改めて御礼申し上げます。今後は学生生活で得た知見や経験を糧に、学びを止めることなく、社会にも貢献していきたいと思います。

ご寄付をいただいた方への顕彰
お礼状等の送付
ご寄付をいただいた皆さまに感謝の心を込めて、大阪大学工学部長・工学研究科長からお礼状を送付させていただきます。
また、2万円以上のご寄付をいただいた皆さまには、別途大阪大学総長から感謝状を送付させていただきます。
ご芳名掲載
この活動を支援しご寄付をいただいた皆様のご芳名を、以下「寄付者ご芳名」に掲載し、永く大阪大学の歴史に刻ませていただきます。
※ご芳名の掲載を希望されない方につきましては、掲載しておりません。
併せまして、大阪大学未来基金Webページにも、ご芳名を掲載させていただきます。
記念品の進呈
累計10万円以上のご寄付をいただいた皆さまにはささやかな記念品(ロゴマーク入りクリスタル・ペーパーウェイト)を、高額(個人様は累計50万円以上、法人様は累計100万円以上)のご寄付をいただいた皆さまにはご芳名入り記念品(クリスタル製の感謝状)を進呈いたします。

寄付者銘板プレート
3万円以上のご寄付をいただいた工学部・工学研究科在学生の保護者等の皆さまには、ご芳名をプレートに記し、当該在学生の在籍期間中、工学部・工学研究科内に掲示させていただきます。
また、累計20万円以上のご寄付をいただいた皆さまには、上記とは別のご芳名プレートを工学部・工学研究科内に掲示させていただきます。
寄付者銘板プレート(在学生保護者様用) U1E棟1階エレベーターホール
寄付者銘板プレート(高額寄付者様用) U1W棟1Fギャラリーホールさらに、累計50万円以上のご寄付をいただいた皆さまには、工学部・工学研究科内加えて大阪大学中之島センター及び大阪大学会館にも、ご芳名プレートを掲示させていただきます。
「大阪大学感謝の集い」ご招待
一定期間に一定金額以上のご寄付をいただいた皆さまを、大阪大学総長が主宰する「大阪大学感謝の集い」にご招待させていただきます。
ご寄付の方法
①クレジットカード、②金融機関(ATM・ネットバンキング)、③コンビニ、④金融機関(窓口)でご寄付いただけます。
寄付目的:学部・研究科等 から「工学部・工学研究科教育研究事業」を選択ください。