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お知らせ 工学研究科で「部局との懇談会」が開催されました

2023年5月22日(月)、センテラスサロンにて、第18回部局との懇談会が開かれました。
この懇談会は、毎月1回、総長や関係理事が各部局を訪問し、ざっくばらんな意見交換をすることで部局の課題を共有し、大阪大学の今後の方向性を共に考えていくために実施しているものです。

今回は「テクノアリーナとIoCが生み出す人材育成、グローバル研究開発そして社会実装への展開」のサブタイトルの下、工学研究科での開催となりました。

はじめに西尾総長より、工学研究科が本学で果たす役割について、Industry on Campus のキーワードを軸にお話があり、今や全学的に広がるこの取り組みの先駆け的存在としての期待を、改めて寄せられました。

続いて桑畑研究科長より、工学研究科における特筆すべき取り組みについての説明がありました。

まずはフューチャーイノベーションセンターを中心とした分野横断的な取り組みである「テクノアリーナ」について詳細な説明があった後、若手教員を育成する独自の仕組みである「特別キャリアパス制度」についても触れられました。これについては巨大部局であるからこそできる強力な取り組みであることが述べられ、他部局へ広げていくための方策についても議論がなされました。

本制度出身の先生方も会場に列席しており、制度の紹介時には全員が起立してその顔ぶれをご覧いただきました。

また、「HANDAIクラフトベース」の紹介と併せ、独自に「レジリエンスルーム」を設け、研究科長自らそのホームページを作成、学生の心身のサポートを行っていることにも触れ、その後の質疑応答では実際にレジリエンス教育部門を担当する根岸講師がこの取り組みについて解説される場面もありました。西尾総長からも、この場に根岸講師が同席していることについて感銘したとの声がありました。

続くIndustry on Campusの話題では、産学共著論文率の高さに代表される成果について紹介、さらに産学連携を強力に推し進める独自の制度により「インターンシップ」・オン・キャンパスに発展させ、「産業志向型博士人材」の育成に取り組んでいることについて説明がありました。

その後、各理事および、会場参加者からの質問や意見を受け付け、工学研究科の特筆すべき取り組みを広げ、さらに発展させていくための方策について、建設的で活発な議論がなされました。

この模様はリアルタイムで全学に配信されました。教職員数・学生数・敷地面積などで大きな割合を占める工学研究科の取り組みは全学からの注目も大きく、今後も大学全体の中心的役割を担っていくことが期待されています。