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お知らせ ~キャンパスを居場所に~造形実習を通した学生の空間提案を行いました

吹田キャンパスには、とても魅力的な空間があるにも関わらず、その多くは、通り過ぎるだけの空間になっているのが現状です。
造形実習(地球総合・建築部門の演習科目)では、この数年、学生がキャンパス内を歩き回り、自分たちの五感をフル活用して魅力が眠る屋外空間を発掘してきました。

そして2023年度の学生達は、ふたつのチームに分かれて、一方は木々の間から見える空に、もう一方は普段登ることの無い傾斜面の上から見える景色に着目しました。
彼らの考える居場所のあり方を、彼らの言葉でそのままお届けします。

フレーム越しの空と木々:普段は見上げることが少ない

Case1「空を木り取る」


空に伸びる高木によって形取られる空の風景を、知ることも無く通り過ぎる人が大多数であることから、空を見上げるきっかけとして、「空を切り取る」フレームを作成して、空の情景を心に刻んで欲しいと考えました。

カラフルだけど落ち着くテント空間:夕日を見ながら一息

Case2「あったかキャンプ」


S1棟横の斜面の上に、ちょっとプライベートな空間のテント、足湯風の暖かいテーブル、夕日や夜空が綺麗に見えるベンチを作りました。近くを通った人、課題や研究で疲れた人など、いろんな人が外の空気を感じながらも暖かく息抜きできる空間を目指しました。

大学における”居場所”はどう作っていけるのだろうか?本演習の成果を通して屋上やオープンスペースを少しずつでも居場所に変えていく意識が広がることを願っています。

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