お知らせ FDセミナー「学生のこころへの関わり方~労いと共感~」を開催しました
工学研究科レジリエンスサポート&トレーニングセンター(ReST=レスト)の根岸和政講師による、2024年度後期分2回目のFDセミナーを11月6日(水)にセンテラス・サロンにて開催しました。
今回は「学生のこころへの関わり方~労いと共感~」と題して、学生のこころへの関わり方のヒントやコミュニケーションをとる際に留意すべきことなど、根岸講師から示唆に富んだ説明がありました。
所属部局や職位もさまざまな受講者たちは、セミナー開始直後はやや緊張気味だったものの、アイスブレイクとして、それぞれが「24時間以内でホッとしたこと」を共有し合ったところ、一気に場が打ち解けました。
次に、人間の言動を規定しているのは感情であり、その感情を規定しているのは、欲求・期待・願望の満足度であるため、学生のこころに共感し労う(共感力)ことが重要であり、そのために教育・指導時に最も大切なことは、冷静で落ち着いていることや共感力をベースに教育するメリットなどについて説明しました。
また、「コミュニケーション編」として、教育・指導する側(学生)が、話を聴いてくれる相手の態度や姿勢を見ていること、真摯に話を聴き自分の目線に立った応答を求めていること等について、具体的な事例に基づいた解説を行いました。
最後に根岸講師から、「さまざまなバックボーンを有する個々人に唯一共通していることは人間であることで、互いに敬意をもって関わることが人と関わるうえで一番大切なことであり、敬意の行き交う関わりがハラスメント等を限りなく減らすとともに、メンタルヘルスの予防的な役割を果たし、結果的に学生の修学意欲の向上にもつながります」とのメッセージがありました。
ReST主催の今年度のセミナーも残すところ1回となりました。
次回は、外部講師(大阪漢方医学振興財団理事長 中本かよ医師)により、ストレスと健康との関係、ストレス・マネジメントの具体的な手法としての足助式医療體操(あすけしきいりょうたいそう)について学ぶ予定です。
すべての教職員が受講可能ですので、ご興味をお持ちの方はぜひコンプライアンス推進室までご連絡ください。
○次回FDセミナーのご案内
「ストレスの弊害と対処法~中医学的視点から~」
日時:11月20日(水)13:30~16:00
場所:センテラス・サロン
参加申込/問い合わせ先:コンプライアンス推進室< kou-soumu-compliance@office.osaka-u.ac.jp >