お知らせ ~キャンパスを居場所に2024~造形実習を通した学生の空間提案を行いました
吹田キャンパスには、とても魅力的な空間があるにも関わらず、その多くは、通り過ぎるだけの空間になっているのが現状です。
造形実習(地球総合・建築部門の演習科目)では、この数年、学生がキャンパス内を歩き回り、自分たちの五感をフル活用して魅力が眠る屋外空間を発掘してきました。
学生達は、約3か月にかけて計画・準備を行い、2025年1月23日・24日の二日間にわたって本イベントを実施しました。
2024年度は、ふたつのチームに分かれて活動を展開し、一方は冬空に寒々しく見えるシンボルツリーを気にかけ、もう一方は冬場は通りすぎられてしまいがちなビオトープに着目しました。
季節柄居場所となりづらい(けどもったいない)場所を捉えた彼らだからこその提案を、彼らの言葉でそのままお届けします。
■ Case1「花咲か吹キャン」
忙しく余裕のない阪大生に合わせるように、冬になると多くの木々が葉を落とします。
そんなさびしい木々と人々が行き交うだけの空間を背景に、2025年の決意表明で彩りました。
色づいた木々の前で人々が足を止めることで、コミュニケーションが生まれ、大いに賑わう空間となりました。

■Case2「竹取物語」
大阪大学の敷地内にある竹林に多くのゴミが捨てられていること、また朽ちた竹が散らばっていることを発見しました。
そこで、私たちは竹林のゴミ拾いをすると共に、落ちている竹を使って竹灯篭をつくりました。
竹の美しさや価値を再認識してもらいながら、疲れた心を癒してもらえるような空間を目指しました。

大学における”居場所”はどう作っていけるのだろうか?本演習の成果を通して屋上やオープンスペースを少しずつでも居場所に変えていく意識が広がることを願っています。
[関連記事]
2022年度:GOKUJO~屋上を居場所に!~ 造形実習を通した学生の空間提案
2023年度:~キャンパスを居場所に~造形実習を通した学生の空間提案を行いました