お知らせ FDセミナー「研究室不登校の学生へのアプローチについて」を開催しました
令和7年11月12日(水)、センテラスサロンでFDセミナー「研究室不登校の学生へのアプローチについて」を開催しました。
近年、アパシーや勉学意欲の衰退などの理由で休学や退学をする学生が増加しており、その中には不登校がかなり含まれているものと考えられています。学生の孤立のみならず研究室運営の支障にもつながりかねないこの課題に対し、教職員が適切な対処法を共有することを目的として、本セミナーを企画しました。
当日は、工学研究科レジリエンスサポート&トレーニングセンターの根岸和政准教授を講師に迎え、全学から参加した教職員を対象に、研究室不登校の学生へのアプローチについて、自身のこれまでの経験に基づいた詳細なレクチャーがありました。
その後、プライバシーに配慮した事例を基に、不登校の学生への具体的な対応策について、参加者も交えた活発なディスカッション等を行いました。
根岸准教授からは、日頃から学生との繋がりを密にすることが最も重要であり、予防としては、共感・労いのコミュニケーションや、当人に寄り添い問題解決の模索を支援する姿勢、そして研究室のみで問題を抱え込まず、学内の多様な資源を活用することの重要性等が示されました。

工学研究科では、今後も同様のFDセミナーを継続的に開催してまいります。開催案内は工学研究科お知らせ掲示板(※教職員専用サイト)にてお知らせしますので、ご興味をお持ちの教職員の皆様は、ぜひご参加ください。