ビジネスエンジニアリング専攻 博士後期課程（中川・清野研究室）の久松美佑さんが、2025年11月12日～15日にかけてトルコ・アンカラで開催された「第47回世界オセロ選手権（World Othello Championship 2025）」に日本代表として出場し、女子世界チャンピオンに輝きました。
2025年の日本女流名人、および2025年のアジア太平洋オセロ選手権女子王者に続く快挙となります。
研究活動と競技活動を両立しながら世界大会で優れた成果を収めた久松さんの、今後のさらなる活躍が期待されます。

＜久松さんからのコメント＞
オセロ歴10年目にして初めての世界選手権への参加でした。開催地はトルコのアンカラで、乗り継ぎを含む長時間の渡航や時差の影響もあり、慣れない環境の中で自分の力を発揮できるか不安を抱えながらの挑戦となりました。
会場に到着するまでにさまざまなトラブルが重なった影響もあってか、予選ラウンドでは思うように調子が上がらず、女性部門は2位通過でした。また体調を崩し、夜に十分休むことができない状況でもありました。しかし決勝ラウンドでは一転して集中力が研ぎ澄まされ、盤面にすべての意識を向けられる「フロー状態」に入ることができました。結果として優勝という最高の形で大会を終えることができ、大変嬉しく思っています。
私のオセロはまだまだ改善の余地がたくさんあります。今後も腕を磨き、さらなる高みを目指していきたいです。また、オセロで培った集中力や思考力を、本業である研究活動にも生かしていきたいです。