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研究成果 青木嵩助教が「住総研 博士論文賞」を受賞

 地球総合工学専攻の青木 嵩助教が、「一般財団法人 住総研 第7回博士論文賞」を受賞しました。
 本賞は、住関連分野における研究発展のため、若手研究者・実務家の育成及び支援を目的に、将来の「住生活の向上」に役立つ優れた博士論文を表彰するものです。青木助教の「居住者の世代交代から見た計画的郊外住宅地の持続可能性に関する研究」が評価され、本賞を受賞しました。

 本研究は、特にその着眼点が評価されました。これまで議論の中心にあった高齢期に達した初期郊外住宅地入居者ではなく、あとに続く中・若年層世帯の居住実態を多角的に紐解くことで、令和以降の郊外生活のアクチュアリティを明示しています。
 この一連の研究から、筆者は「郊外のデグレード化」の可能性を見出しており、引き続きこの点に対する研究を継続していくとのことです。
 なお、本研究は、日本都市計画学会においても評価されており、2021年度論文奨励賞も受賞しています。

住総研 博士論文賞