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研究成果 南裕樹准教授が計測自動制御学会教育貢献賞を受賞

 機械工学専攻の南 裕樹 准教授が、「2022年度計測自動制御学会学会賞(教育貢献賞)」を受賞しました。
 本賞は、著作、計測自動制御学会の会誌解説記事や主催講演会・講習会、その他の活動を通じて、計測自動制御学会が関与する科学技術の分野において、その教育に多大の貢献があると認められる個人に対して贈呈されるものです。南准教授は、書籍の執筆やディジタル教材の開発、セミナー開催など、制御工学の裾野を広げる教育・啓発活動が評価され、本賞を受賞しました。

 南先生の研究室を訪ねると、制御工学の認知および理解を広めるため、先生が開発・制作された様々な成果物を拝見することができました。

制御工学の理論を学ぶためのポーカーゲームカード&クリアファイル、オリジナルキャラクターのステッカー、オリジナルロゴのトートバッグなど
「とっつきやすさ」を重視した著書。オリジナルキャラクターが登場し、図解やマンガを取り入れながら説明してくれている。授業の教科書・参考文献としても用いられている。

制御工学は、物理や数学の深い理解を必要とする上、大変難しく、そのイメージもつきにくい学問です。しかし同時に、機械工学全般に広く応用され、自動運転装置、ドローン、ロボットなど、新しい技術を生み出すのに必須の学問でもあります。
南先生はそのことを、工学を学ぶすべての人々に、また世間一般に、できるだけ手軽に・簡単に理解してもらうための様々な工夫を凝らしてこられました。今回の受賞はこれまでの南先生のこういった取り組みが評価されたものです。

この他、南先生はYoutubeチャンネルを開設して授業動画やロボット制御の実験、「制御工学とは」をわかりやすく伝える動画などを制作・配信されています。興味のある方はぜひ、下のリンクからご覧ください。

南裕樹Youtubeチャンネル

石川・南研究室HP