閉じる

研究成果 宮地研究室の松原功樹さんがCSEC研究会優秀研究賞を受賞

 電気電子情報通信工学専攻サイバーセキュリティ工学領域(宮地研究室)の松原功樹さん、 Tian Yangguangさん、宮地教授が情報処理学会主催の第96回CSEC研究会にて「Forward-Secureなカメレオンハッシュ関数」を発表し、「CSEC優秀研究賞」を受賞しました。
 この賞は高い完成度を持つ優れた論文だけではなく、今後の発展が有望視されるような、もしくは新たな分野を切り開くような萌芽的な研究発表も含めて審査され、本研究は優秀な発表として表彰されました。

 同研究室では、電子化が急速に進む社会に必要不可欠な、情報セキュリティ技術の発展に寄与するため、暗号基盤研究、セキュリティプロトコル、セキュリティモデリングの3つに分かれて研究を行っており、今回表彰を受けた松原さんはその中でも暗号基盤研究の分野で日々、研究に取り組んでおられます。

 日々変化する電子化社会では、必要となる情報セキュリティ技術もともに変貌していく中で、強固なセキュリティレベルを担保しながら柔軟性を確保し、時代に応じて変化させていくことは大きな課題です。
 今回、修正可能な柔軟性をもっていながら、それでいてセキュリティ侵害におけるリスクを低減できるような「Forward-Secureなカメレオンハッシュ関数」について発表し、今後の電子化社会における活用が期待される研究として評価されました。

研究室の談話コーナーで仲良くピースされるお二人(右:宮地教授・左:松原さん)
和やかな雰囲気の中で、普段から楽しく研究活動をされている様子が伺えました!
※ Tian Yangguangさんは現在イギリス在住のため今回は不在
 

 今後ますます電子化が進むことが予想される中で、切っても切れない「セキュリティ技術」の課題に挑む松原さん。今後も活躍が期待されます!

情報処理学会CSEC優秀研究賞ホームページ

大阪大学 宮地研究室