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研究成果 貝戸清之准教授の研究が各誌に取り上げられました

 2012年12月2日の「笹子トンネル崩落事故」から10年が経過したことを受け、貝戸清之准教授(地球総合工学専攻)の取り組む、日本全国のインフラ点検におけるビッグデータ活用が日本経済新聞、毎日フォーラム(毎日新聞)、朝日新聞で取り上げられました。 

 当時、この事故では9人が犠牲となり、高度成長期に造られた日本各地のインフラが総点検されることとなりました。しかしながら、その膨大な数に対して、圧倒的にマンパワーと予算が不足する状況が続いています。

 貝戸准教授は、ご自身の前歴である橋梁の点検業務で培った経験を活かし、点検の結果をビッグデータ化し活用することによって、これらを補うことができると考え、研究を進めてこられました。
 現場を知っているからこそ、「捨てられるデータ」を活用できないか、もっと効率の良い点検・補修方法があるのではないか、といった視点で、AIを活用したDX化を推進しています。

 点検・補修の必要なインフラは日本国内に膨大に点在しており、10年が経過した今、これまで以上に課題解決への動きが活発になる中、貝戸准教授は自ら様々な関係各所への提言を行っています。

 また、これらのデータは「維持」だけではなく「つくる」過程にも活用が可能で、貝戸准教授の独自の着眼点が今後様々な場面で応用されていくことも期待されています。

研究室にて 学生へ指導する貝戸准教授

老朽インフラ総点検から10年 データ活用で対策効率化: 日本経済新聞

アセットマネジメント 点検ビッグデータの活用とDXで高度化:毎日フォーラム | 毎日新聞

地球総合工学専攻 社会基盤マネジメント学領域