研究成果 産学官共創コース(アルバック未来技術協働研究所) 此尾友花さんが「優秀講演賞」を受賞
ビジネスエンジニアリング専攻 産学官共創コース アルバック未来技術協働研究所所属の此尾友花さん(博士前期課程2年生)が、日本液体微粒化学会 第31回微粒化シンポジウムにて優秀講演賞を受賞しました。
本賞は、40 歳以下の若手講演者を対象に、優秀な講演を行ったものに贈られます。
「真空中への噴霧による細胞の長期常温保存技術の開発ー赤血球の噴霧真空凍結乾燥ー」の研究が評価され、本賞を受賞しました。
本研究は、大阪大学医学系研究科 産科学婦人科学講座との共同研究であり、室温・長期間保存安定性のある赤血球製剤の開発に取り組んでおります。実現すれば緊急時の即座の輸血に対応でき、多くの命を救うことが期待されます。
本学会では、従来とは全く異なる凍結乾燥法であるマイクロパウダードライ法を用いて、赤血球を凍結乾燥化し、有効性を検証した内容について報告いたしました。
今回、優秀講演賞に選出いただき、大変光栄に思っております。日頃よりご指導頂いております村上裕彦教授をはじめ、いつも支援してくださる研究グループの皆様に心より感謝申し上げます。
今後もIoC（internship on Campus)を通じて、医工連携研究の発展に少しでも貢献できますように精進してまいります。