研究成果 大洞准教授、桒原准教授、小西助教の3名が科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞
2023年4月19日(水)、令和5年度の「科学技術分野の文部科学大臣表彰」受賞者が発表され、工学研究科から3名の先生が「若手科学者賞」を受賞しました!
■ 大洞 光司 准教授(応用化学専攻)
「化学的改変による金属含有タンパク質の高機能化に関する研究」
人工酵素や生体材料への展開が期待される「ヘムタンパク質」を研究。C–H結合を容易に水酸化する新触媒の発見と、太陽光を効率的に捕集する機能を持たせることに成功、これにより今後、人工光合成につなげることができる可能性があります。
■ 桒原 泰隆 准教授(マテリアル生産科学専攻)
「反応場制御に基づいた二酸化炭素変換触媒の開発に関する研究」
CO2分子に摂動を与える触媒反応場を構築することで、有用化合物へと変換可能な新触媒を開発。CO2や未利用廃熱、太陽光エネルギーを利活用することで、カーボンニュートラル社会構築に貢献できる可能性があります。
■ 小西 彬仁 助教(応用化学専攻)
「複合電子状態をもつπ電子系の創成と機能展開に関する研究」
構造的に安定である環結合をあえて崩し、対称性を変換することにより、違った性質を持たせられることを発見。同一の材料(元素)を用いながらこれまでと違った用途に活用できる可能性を見出しました。