研究成果 鷲見さん・瀬部さん・兼本准教授が「LSIとシステムのワークショップ」各ポスター賞を受賞
電気電子情報通信工学専攻 廣瀬研究室の鷲見真太郎(博士前期課程2年)さん,瀬部 光 (博士後期課程3年)さんが「LSIとシステムのワークショップ2024 優秀ポスター賞(学生部門)」を、兼本大輔准教授が「LSIとシステムのワークショップ2024 最優秀ポスター賞(一般部門)」を受賞しました。
今回の受賞は、2024年5月9日および10日に開催された電子情報通信学会集積回路研究専門委員会(ICD)主催のLSIとシステムのワークショップ2024にて実施した以下の研究が評価されたものです。
・鷲見真太郎・瀬部光・奥村知央・兼本大輔・Chen Po-Hung・廣瀬哲也
”リカーシブ・スタッキング・ボディ・バイアス技術を用いた極低電圧CMOS論理回路”
研究内容:極めて低い電圧で動作するCMOS論理ゲートとその応用に関する研究です。
・瀬部光・兼本大輔・廣瀬哲也
”60 mV以下の極低電圧で動作する微小温度差発電のためのフルオンチップ電源回路”
研究内容:熱電発電素子からの100 mV以下の低電圧を昇圧するためのチャージポンプ回路とそのドライバ回路を提案したものです。
・兼本大輔・瀧本英智・三井健司・宮田拓弥・廣瀬哲也
”僅かな温度差で動作するバッテリーレス無線脳波計 ~ランダムアンダーサンプリングと圧縮センシングの数理を活用したLSIからシステムまで~”
研究内容:僅かな温度差から得られた少ないエネルギーだけで動作する「バッテリーレス無線脳波計」の開発に関する研究です。
今後も、IoT・AI社会の発展を支えるべく、半導体集積回路からセンサシステム設計まで幅広い分野の研究を行って参ります。