研究成果 精密工学コースの学生3名が精密工学会春季大会学術講演会ベストプレゼンテーション賞を受賞しました
物理学系専攻精密工学コース 博士前期課程の織田悠雅さん、樋口瑠洸さん、小林幹太朗さんが、2025年度精密工学会春季大会学術講演会 ベストプレゼンテーション賞を受賞しました。
本賞は、35歳までの若手発表者を対象とし(キーノートスピーカーは対象外)、研究の新規性・発表内容、発表の構成・方法、適切な質疑応答、の3項目で評価されます。
贈賞数は、講演総数(キーノートスピーチを除く)の概ね10%となっています。

織田さんの研究では、軽量で強度の高い炭素繊維強化プラスチックの新規加工法を提案し、その実証結果に対し高い評価をいただきました。
樋口さんの研究では、疑似的な2次元ダイヤモンドであるナノプレートダイヤモンドを独自のCVD技術で高効率に創成した点を高く評価いただきました。
小林さんの研究では、廉価な水素ガスを用いた高密度プラズマで、特異なナノ構造を作りだし、超撥水とセルフクリーニングを実現する実用表面を創成した点に高い評価をいただきました。
受賞題目:
・織田悠雅「高密度プラズマによる炭素繊維プラスチックの非接触穴あけ加工 -プラズマ生成条件が加工特性に及ぼす影響-」
・樋口瑠洸「狭ギャップマイクロ波プラズマCVD法によるダイヤモンド薄膜の形成 -投入電力とプロセス圧力が膜特性に及ぼす影響-」
・小林幹太朗「水素プラズマにより創成されるナノテクスチャ化Si表面における液滴接触角の評価」