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研究成果
宇山浩教授が市村地球環境学術賞 貢献賞を受賞しました

応用化学専攻の宇山浩教授が第58回市村地球環境学術賞「貢献賞」を受賞しました。

受賞内容:炭素循環を支える機能性バイオベース高分子の社会実装

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本賞は地球温暖化対策、環境保全、資源循環など地球環境問題の解決に資する研究開発において、優れた業績をあげた研究者またはグループに贈呈されるものです。第58回の市村地球環境学術賞では、宇山教授の研究業績が「貢献賞」に選ばれました。

(宇山教授のコメント)

この度は、大変栄誉ある市村地球環境学術賞 貢献賞を受賞することができ、大変うれしく存じます。

今回の受賞対象となった研究はカシューナッツ殻液、植物油脂、ひまし油、デンプン、セルロースなどのバイオマス資源を活用し、石油由来材料の単なる代替にとどまらない高機能なバイオベース高分子材料を創出するとともに、その社会実装を進めてきた一連の成果です。


 

 地球温暖化や廃棄プラスチック問題が深刻化する中、炭素循環型社会の実現には、再生可能資源を活用するだけでなく、実際に産業や社会で使われる材料としての性能、耐久性、加工性、経済性を備えることが重要です。本研究では、バイオマスの構造や機能を活かした材料設計により、ホルマリンフリー人工漆、植物油脂を用いた屋根用塗料、耐衝撃性を高めたポリ乳酸、デンプン系海洋生分解性プラスチック、セルロース複合材料など、多様な機能性材料の開発に取り組んできました。

 これらの成果は、企業との共同研究や製品化、社会実装に向けた取り組みを通じて発展してきたものであり、多くの共同研究者、企業関係者、学生・卒業生の皆様のご尽力の賜物です。関係各位に心より御礼申し上げます。

 今後も、バイオベース高分子、プラスチックリサイクル、生分解性材料の研究をさらに発展させ、資源循環と脱炭素に貢献する材料技術の社会実装を進めていきたいと思います。

市村地球環境学術賞 贈呈式
公益財団法人 市村清新技術財団 2026年4月18日

市村地球環境学術賞

宇山研究室